PCB含有調査及びX線装置の撤去作業その2
30年前に閉院した診療所に設置されていたX線装置の撤去作業
作業内容について
30年以上前に閉院したクリニックに残っていた、かなり古いタイプのX線装置の廃棄処分です。医療機器メーカー様よりPCB含有の調査依頼を頂き、そのまま低濃度PCB及びX線装置本体を処分する流れになりました。X線管球に穴をあけ絶縁油を採取するとともに発生器の蓋を開けて、こちらも絶縁油の採取。制御器及び本体から6つのコンデンサを外し分析に出しました。あまり見たことのない型番だったのですが、全て低濃度PCBの含有がりました。16mg/kgから2100mg/kgまで幅広い数値でした。これらの低濃度PCB含有のコンデンサは無害化処理施設に搬入して処分します。
PCBの分析結果
1961年から1962年ころに製造されたコンデンサはPCBの含有している可能性が高いです。
44 mg/kg
2100 mg/kg
200 mg/kg
16 mg/kg
44 mg/kg
210 mg/kg
発生器の調査
今回も発生器の中にコンデンサが入っていないか蓋を開けて調査してみました。あまり見かけないタイプの発生装置なので、もしやと思いましたがコンデンサはありませんでした。